HYBRID W-ZERO3の充電用ケーブルの結線

DIME (No. 9, 10)の付録でHYBRID W-ZERO3を充電できるらしかったので、興味を引かれて買ってみたら確かに充電できた。iPhone用のコネクターも付いていて、ちょうどこれらの2台持ちの私にとってはぴったりの充電ケーブルであった。

microUSBの結線は?

HYBRID W-ZERO3の充電用コネクターはmicroUSBになっていて、付録のコネクターの結線がどうなっているのか気になったので開けてみた。便利なことにコネクターはスナップ式で簡単に中身を確認することができたのだ。

すると開けてびっくり、2番ピンと3番ピンが短絡されている一方で4番ピンと5番ピンが短絡されていない。+5Vが1番ピンに、GNDが5番ピンにはんだ付けされていた。HYBRID W-ZERO3の専用充電器はWILLCOM 03の充電器と同じく4番ピンと5番ピンが短絡されていることで有名なので*1、そうでなければ充電できないと思い込んでいたのだが実は他のmicroUSBで充電するスマートフォン同様に2番ピンと3番ピンの短絡でも充電ができたのであった*2

私のHYBRID W-ZERO3Willcomソフトバンク化のあとに入手したので、初期型とはひょっとすると違うのかもしれない。またファームウェアのバージョンアップで仕様が変わった可能性もありうるとは思う。
なんにせよ、他のスマートフォンの充電器が使えるというのは嬉しいことだ。

実は何でもよかった

充電用microUSBケーブルの結線について調べる中で、「iPhoneの充電器とHybrid W-ZERO3の純正ケーブルで充電できた」という記述を見つけて気になっていた。純正ケーブルは何か細工がしてあるのだろうか。

iPhoneの充電器と他のUSB型充電器、Hybrid W-ZERO3の純正ケーブルと他のmicroUSBケーブルをいろいろ組み合わせて試してみたが、どうもHybrid W-ZERO3の充電は普通のmicroUSBのケーブルでできてしまうようだ。どのピンが短絡されているかどうかは全く関係なかった。本体の電源が入っていようがオフだろうが関係なかった。ふつうのmicroUSBケーブルでよかったのだ。

参考

追記

充電器側で2-3の短絡をしているのではないかというコメントがあったので検証してみた。
ちょうど手元に1番ピンと4番ピンしか接続されていないminiUSB Bオス→microUSB Bオスの変換アダプターがあったので、これとminiUSBのケーブルを使って充電できるかどうかを確認した。
結論から言うと問題なく充電できたので2-3の短絡の有無は充電できるかどうかとは関係ないようだ。
ただし、本体の電源が入らないくらい電池の残量がないときは違う挙動になるかもしれない。

さらに追記

2-3の短絡がない場合、ただのUSB給電になってしまうようだ。この場合電源オフの状態じゃないと充電されない。また電源が入らないほど電池残量がない場合は電源を切っても充電できない。

さらにさらに追記

2-3の短絡がある場合、電源オンでもオフでも充電できる。電源が入らないほど電池残量がない場合でも充電できる。
ただ、DIME (No. 9, 10)の付録のコネクタはどうも接触が悪く電気が通っていないことが多い。残念。