EclipseでFlex 2 SDKを快適に使う
mxmlのコード補完やAntでのビルドをできるようにする。
mxmlのコード補完
- 拡張子の追加
Eclipseのウィンドウ>設定で設定ウィンドウを出して、一般-コンテンツ・タイプのテキスト-XMLに*.mxmlを追加する。 - XMLスキーマの追加(コード補完のため)
同じ設定ウィンドウのWeb and XML-XML Catalogで、User Specified Entriesを選んで[Add]を押す。
[Location]にダウンロードしたmxml2.xsd*1を指定して[OK](Key TypeとKeyは自動的に入力される)。
ナビゲーターで拡張子がmxmlのファイルをダブル・クリックすると、そのファイルがXML Editorで開かれる。おそらく最初はDesignビューになっているので、編集画面下部のSourceタブをクリックしてSourceビューに切り替える。Ctrl+Spaceでコード補完が効くようになっているはず。
Antでmxmlをビルドできるようにする
flex2antを使う。Shift+Alt+X, Qでコンパイルができるようになる。
- ダウンロード
サイトからflex2ant_x.x.x.zipをダウンロードして、書庫内のbuild/flex2ant.jarを適当な場所に保存する。 - ファイルの追加
Eclipseのウィンドウ>設定で設定ウィンドウを出して、Ant-ランタイムの[クラスパス]タブの[グローバル項目]を選択しておいて、[外部JARの追加]ボタンを押す。
上で保存したflex2ant.jarを指定する。tools.jarがないと警告がでるが無視して[はい]を押す。 - タスクの追加
[タスク]タブに移って、[タスクの追加]を押す。
[名前]はmxmlc、[ロケーション]は先ほど追加したflex2ant.jarがプルダウン・リストに入っているのでそれを選択する。左下で/org/flex2antを選択すると右下にMxmlc.classが表示されるので、それを選択して[OK]を押す。 - コンパイラのパスの登録(プロパティとして登録する)
[プロパティー]タブに移って、[プロパティーの追加]を押す。
[名前]にmxmlc、[値]にFlex 2 SDK のコンパイラ(mxmlc.exe)のパスを入力して、[OK]を押す。 - 下記のようなbuild.xmlをプロジェクト内においておくと、Shift+Alt+X Qでmxmlcによるコンパイルが行われる。${mxmlc}が上で追加したプロパティmxmlcの値に置換される。
<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?> <project name="myProject" basedir="." default="compile"> <property name="src.dir" value="${basedir}/src" /> <property name="bin.dir" value="${basedir}/bin" /> <target name="compile" description="compiles the tasks"> <mxmlc compiler="${mxmlc}" mainclass="${src.dir}/TheMainClass.mxml" as3="true" strict="true" output="${bin.dir}/myProject.swf" benchmark="false" /> </target> </project>
コンパイルを高速に行う
Eclipseとは直接関係ないが、fcsh (Adobe Labs | Previews, prereleases and beta software from Adobe)というのを使うと100倍早くコンパイルできるらしい。
ActionScript3 (mxmlc) でのコンパイルを100倍速にする方法 - 2nd life
http://weblogs.macromedia.com/akamijo/archives/2007/01/flex_ant_tasks.cfm
*1:「参考にしたサイト」によればhttp://falkensweb.com/mxml2.xsdからダウンロードできる。