プログラミングでメシが食えるか!?

プログラミングでメシが食えるか!?成功するプログラマーの技術と仕事術

プログラミングでメシが食えるか!?成功するプログラマーの技術と仕事術

プログラマーとして生活していくための心構えとか。
ぽらっと見た感じでは、本筋とは関係ない脚注でほんとかいなと思うことがあったけど、読んでわるい本じゃないと思った。
この本は、プログラミングのHowTo本、技術解説ではなくて、プログラマーのHowTo本、プログラマーの仕事のノウハウの紹介だと書いてある。前者は世の中にあふれているが、後者はほとんどない*1プログラマーとしてスキルアップ、キャリアアップするためにどのような心構えでいるべきか、何を目標とすべきかが、筆者の経験をもとにつづられている。

C, C++, Javaを題材にして、おおまかに、

  • プログラマーのスキル編:一流プログラマーの技術
    • プログラミングの技:構造化プログラミングの話
    • プログラミングの心:コードの品質、命名規則、コメント
    • プログラミングの匠:リソース、性能
    • プログラミングの穴:デバッグ
    • プログラミングの壁:行き詰まるとき、行き詰まったとき
    • プログラミングの道:スキルを磨くには
  • プログラマーの仕事編:プログラマーは楽しくて儲かるよ

となっている。

トップダウン、仕様書よりソース、チェックリストより都度テストなどなど。

p.88の脚注でカウント用変数にi, j, kを使うのはFORTRANの言語仕様を慣習的に引き継いでいるのだろうとあるが、そうだろうか。数学や物理などでの自然数列をi, j, k, l, m, nで表す慣習*2がプログラミングに持ち込まれただけで、FORTRANを経由しているわけではないと思うのだが。

Amazonマーケットプレイスで買ったんだけど、かなりきれいな本が届いてびっくりした。

著者のサイトは小俣光之:コンピューターのページで、この本のサポートページ「プログラミングでメシが食えるか!?」サポートページもあるのはすばらしい。結構充実している。このページだけ読んでも面白いと思う。

そもそもこの本を読みたくなったのはどこかで紹介されていたからなんだけど、どこだったか忘れてしまった。最近404 Blog Not Foundで紹介されている本を買うことが多いのだけれど、ここでは紹介されていない。で、検索してみたらKLabの社長のblog仙石浩明の日記: 組織を強くする技術の伝え方だったようだ。ここのDSAS開発者の部屋http://tech.blog.klab.org/は読んでいるけど、社長のblogは読んでいないはずなんだけどな。なんでだろう。

*1:blogにはかなりあるんじゃないかな

*2:integerやnumberから