SPFを設定しようとしてタイプにSPFを使用してはいけない(TXTを使用する)

RFC 4408だとTXTレコードでもSPFレコードでもいいよ(互換性のためにTXTレコード推奨)という感じだったと思うが、RFC 7208では

SPF records MUST be published as a DNS TXT (type 16) Resource Record
(RR) [RFC1035] only.

https://tools.ietf.org/html/rfc7208#section-3.1

とTXTレコードに記述しなければならない(MUST)となっていて、SPFレコードに書く話はなくなっている。
理由みたいなのはhttps://tools.ietf.org/html/rfc7208#section-14.1に書かれている。

したがって、AWSDNSサービスであるRoute 53ではTYPEにSPFが選べてしまうが選んではいけない。TXTにしなければならない。

余談だが、DNSのリソースレコードタイプ(Resouce Record Type)としてのSPFレコードとSPFの値としてのSPFレコードが混在していてとてもややこしい。今回の話をまとめると「SPFレコード(SPF値)はSPFレコード(RR Type=SPF)ではなくTXTレコード(RR Type=TXT)に書く」みたいなことになるのかな。

SPFに関してよく参照されるであろうSPF(Sender Policy Framework) : 迷惑メール対策委員会が書かれた時点(2010年1月)ではRFC 7208(2014年4月)は存在せず、この件については古い情報となってしまっているので注意が必要。